◎作家紹介
錢谷嘉康氏(ZENITANI)は、陶芸家 荒木高子氏のもとで陶芸を学びその後、絵画表現の道に転向し、ヨーロッパ遊学後、1990年にスペインへ渡り、現在はフランス国境に近いコスタ・ブラバの小さな町を拠点に制作発表活動をされています。この度は2年ぶりの福岡での発表、アートプロガラでは7度目の個展となります。
◎作品について
作品テーマは「漂い」。ベース色の上に多色を用い、留まることのない流動性を表現した絵画作品である。赤、青、紫といった基本色の画面上に幾層にも塗られた響きあう絵の具は複雑な技法と独創的なタッチで重なり合いまた、絡み合いながら色と光彩の饗宴を織りなしている。平面でありながら無限の空間と異次元をも想像させる絵画作品でありまた、どことなく美に対する日本人の精神や古来より継承されてきた伝統美の薫りを思い起こさせられる作品である。
アートプロ ガラ たなか照未
■展示数及び作品説明
技法:ミクストメディア(混合技法)
作品素材:アクリル、顔料ほか、(ミクストメディア)/キャンバス
展示点数:13点
|