Kohei Yoshii 私は名もなき街並みに強く惹かれる 日中、夕刻、宵 時刻の移ろいにより その風景は大きく変化する 私はその時々の風景を描くことにより その瞬間を残していきたい 2019. 6/18 - 7/20 Open 12:00-18:00 Close Sun/Mon |
上 Lost place 自販機 45,0000 下 Lost place 夜景 35,0000 |
上 Lost place ファミリーレストラン 40,000 下 Lost place コンビニ 40,000 |
Lost place 2018 750,000 | 上中下 Lost place 夜光 各10,000 右 Lost place 電灯 12,000 |
Lost place 商店 100,000 |
Empty place 路地裏 80,000 |
Empty place 倉庫 120,000 |
上 Empty place 塀 25,000 下 Empty place 倉庫U 22,000 |
Empty place 空白の街 120,000 | Lost place 壁 180,000 | Twilight scene 暮れゆく街 60,000 | Empty place 夕暮れ 240,000 |
■コンセプト 私は、社会の世相を表した芸術表現のひとつに都市風景画があると考えている。かつて、19世紀ヨーロッパでは印象派の画家たちが近代化するパリの様子を描き、明治期の日本においては高橋由一が近代化する東北の都市の姿を、15年戦争期の1940年代においては松本俊介が戦時中の東京の都市風景を描いた。それぞれが、その時代の記録であり、同時に作家たちの心象や現実を表している。 私自身も都市をテーマに描いているが、とりわけ、シャッター街や廃屋などの寂れていく地方都市の現状を多く描いてきた。そこには、かつて人間が生活していた営みの痕跡を見る事ができ、私はそこから、現代に生きる人達が失っていったなにか大切なモノを感じる。多くの都市風景画がそうであったように、私は自身の描く都市風景画に私の生きた社会の現実、そして、その社会の中で生きる私の心象を表現したいと考えている。 今回の個展では、私の新たなるモチーフである都会を題材とした作品の展示を予定している。とりわけ、夜を描いた作品が多いが、都会の中にも地方のシャッター街のように忘れられ、失われていくモノがあるのではないかと考え制作を行った。私たちが生きていく都市の中で失われていったモノはいったい何なのか・・・私は絵画制作を通して探していきたい。 吉井宏平 |
■吉井宏平 略歴 ○受 賞 |