Tomosuke Nakayama 「筆が踊り、色が舞う、濃密な世界」 2012. 5/22 - 6/23 Open 12:00-18:00 Close Sun/Mon |
自然界や人間の精神に在る万象をテーマに描いた油彩画、新作13点を展示。 キャンバスを走る絵の具の盛り上がりは地球の地殻の質感を、透明感のある色彩は自然界の万象の美を表現している。また塗られた絵の具の下や上には、鉛筆やクレパス、引っ掻きなどの線描写が踊り、制作中の作者の精神の集中と高揚がダイレクトに伺える。 観る者は画面の奥へと吸い込まれ、深淵なる宇宙への繋がりを感じる絵画と言える。 九州での初個展、是非実物作品でお楽しみください。 |
中山智介略歴 1959 栃木県生まれ神奈川育ち 1985 東京芸術大学大学院修了 1989 日仏現代美術展入選 1900 サロンコンパレゾン賞1席受賞 1993 人間讃歌大賞展佳作賞受賞(2002)北里研究所収蔵 2000 青木繁記念大賞展入選 2002 国画会展新人賞受賞 2006 第25回損保ジャパン美術財団選抜奨励展出品 2010 第12回雪梁舎フィレンツェ賞展佳作賞受賞(2008) その他個展、グループ展多数 現在 国画会会員 日本美術家連盟会員 |
作品は瀟洒で典雅、仄かな色香を感じさせるもので、それとともに気品に溢れ、品格のあるものではならないと思います。作品は観る側を、やさしく包み込む語り部であり、時に癒し、また生きるエネルギーとして存在するものです。 いつの世相でも、個々人、ひとり1人が、作品を大切に受け継ぎ、作品たちとともに育み、次の世代に思いを込めて、手渡して行くことこそが必要だと思います。 2012年5月 中山智介 |