istance」


2013 5.21―6.22

OPEN  12:00-18:00
CLOSE  Sun/Mon




「Distance」

 会場内部
        
        




揺らぎの中へ
410×318mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\120,000




輝きとともに
275×220mm 2012制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\60,000
           



展示作品ラインナップ
 ↓

                                ※ 拡大画像リンク、徐々にアップ中



双生児
158×228mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\25,000
 

陰翳 -明-
180×140mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\20,000


陰翳 -暗-
180×140mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\20,000


秘め事
318×410mm 2012制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\120,000




近づこうとすれば像は遠ざかり朧になる

入り込めそうで入り込めないそれが私の絵なのだと思う。

深淵より静かに光を放って

                     今林明子 




柔らかに溶けていく
910×1167mm 2012制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\350,000


光の雨に打たれて
910×1450mm 2012制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\4000,000


肉体の存在T
242×333mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\80,000


肉体の存在U
242×333mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\80,000






眼前の世界を垣間見る
1820×5460mm 2013制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\1,000,000



翳りの月
630×360mm 2011制作
油彩、パネル、綿布、白亜地
\180,000






ギャラリーコメント

 鉄のドアを押して会場に入ると、今林明子さんの光と影で表現したモノトーン世界に包まれてしまう。色が排除された作品を眼前にし、観賞する側は、自ずと色を様々にイメージする。更にぼかし表現であるがゆえに、朧なものを追いかけようとして見入ってしまう。見たいのに、靄がかかっていて、すべてが見えない、でも見たい、掴みたい、接近すると形はもっと見えない、でも速度感のある筆あとが確認できる。少し距離を置くと、靄のむこうに確かに、見たいものが在るのだ。静物の具体画でありながら、抽象になるようでならない、この心地よい距離感や空気感は、我々社会の人間関係の微妙な間合いと重なるのではないだろうか。
前回の個展テーマ「対極の間(はざま)で」から、今展のテーマは「Distance」、その間(はざま)をより追求し、描写とぼかしを繰り返し、微妙な距離感や空気感を絵画として作家が完成させ、あとは鑑賞者のイメージに委ねられている。   
アートプロ ガラ たなか照未


Akiko Imabayashi
PROFILE




Gallery Artists